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〔白樺派と旅〕シリーズ
5)〈もうめんたリズム〉関西道中
─志賀・木下・里見 『旅中日記 寺の瓦』の旅─ (その4)
(12)なぜか入れた根本中堂
(13)虚子の足跡をたどる旅
(14)斑鳩(いかるが)の宿のファンレター
(15)虚子の小説と〈許されざる恋〉
〔第1回〕
プロローグ
〈もうめんたりずむ〉関西道中
(1)旅姿・三人男
(2)旅の目的と、難しい説得
(3)『寺の瓦』と『若き日の旅』について
〔第2回〕
(4)掛け合いノートの旅日記
(5)笠置山・にわか俳諧
(6)〈もうめんたリズム〉道中の由来
〔第3回〕
(7)利玄、〈舞妓さん〉との遭遇
(8)“女の子”って夢の存在?
(9)奈良・ひとときのイリュージョン
(10)猛烈!自然派婆(しぜんはばばあ)
(11)自然派作家〈山内先生〉
6)
木精(こだま)の歌 ─木下利玄の世界─ (その4)
(1)故郷のきのこ狩り
(2)ささやかな挿話
(3)利公(としきみ)のために
(4)あいつぐ別れ
(5)くけ戸(ど)へ
(6)不吉な一致
〔木精の歌・その1〕
(1)飛翔する視点 (2)超微細(ナノ)の感受性
(3)夢の中の女性 (4)特殊な孤児
〔木精の歌・その2〕
(1)幼ごころの歌 (2)小さなきょうだいへ
(3)植物への〈愛〉 (4)同じ生命体としてのエロス
〔木精の歌・その3〕
(1)早熟の文章家 (2)旅は道づれ・旅日記 (3)広がる表現の幅
(4)志賀は悪友? (5)迷いやすさと、気づかいと
(6)ゆずらぬ見識 (7)〈木下の結婚を成功させよう!〉
1)〈白樺派〉on
the street, around 1910's
序章
1.ローラースケートを履いた里見 弓享(さとみ とん)?
2.〈六号掲示板〉は大にぎわい──初期『白樺』六号活字欄
第1章 造りかえられた身体
1.異装者(かぶきもの)の運動選手・志賀 2.ラケットを抱えた園池公致
3.華族と〈スポーツ〉 4.運動オンチの二人
5.歩く男・武者小路
第2章 街をゆく白樺派
1.1911年のウィンドウショッピング 2.打ち寄せる時代の波ぎわで
3.行き先を見失った身体 4.カフェーなき東京の路地をゆく
5.東京15区バリアフリー 6.越境する青年(ユーゲント)たち
2)
先祖は御所のウォーリアーズ(闘士たち)
第1章 朝廷の〈謀反〉未遂
(1)江戸時代半ばの公家階級 (2)光格天皇、登場 (3)尊号事件
(4)中山愛親と正親町公明の位置 (5)反逆のメロディ
第2章 朝幕を揺るがす公家騒擾
(1)乱れる都、すさむ公家 (2)〈幕間劇〉 (3)幕府の失策・天皇の失言
(4)前代未聞の公家一揆 (5)さらなる騒擾 ─仲間のため戦うウォーリアーズ─ (6)〈学習院〉の両義性
第3章 時を超えて ─明治三十年代の学習院─
(1)学習院の興風会 (2)先祖の〈血筋〉?
(3)消された反逆のドラマ (4)めぐり逢い・ふたたび
3)〈親子〉の距離 ─〈父〉と〈息子〉と有島武郎─
1.はじめに
(1)“遊ばない”有島武郎 (2)〈有島武郎〉の枠組み
2.〈回想〉と〈回想〉のはざま
(1)厳しい父と〈傷ついた子供〉 (2)〈家〉にいない兄 (3)〈ガキ大将の/臆病な〉少年
3.有島の児童文学 ─彼の中の〈子供〉─
(1)「一房の葡萄」 (2)「溺れかけた兄妹」
(3)少年の〈罪〉 (4)〈父親〉に対する秘密
4.教師時代の奮闘
(1)「小さき者へ」 (2)八面六臂の教師生活 (3)子煩悩の父親
(4)我が身を削る献身 (5)仮構された〈内面〉 (6)〈激情〉の否定
(7)行光の視線
5.「親子」 ─〈父〉と〈彼〉/〈武〉と〈武郎〉─
(1)「親子」のあらすじ (2)視点人物の不在 (3)〈有島農場〉の起こり
(4)〈小作人〉=〈農民〉? (5)農場という〈場〉 (6)うちとけない人々
(7)農場を“手放したい”農場主 (8)隠された苦手意識 (9)父と〈父〉との距離
6.おわりに ─残された者たち─
(1)弟のまなざし (2)「自分と祖父との間にはさまっている人間」
4) 白樺派の休日〈演劇編〉
・はじめに
1.白樺派の〈隠し芸大会〉
2.〈バンドマン一座〉と〈ゲーテ座〉
1) 居留地めぐりの〈バンドマン〉 2) 〈ゲーテ座〉と園池公致の「驢馬」
3) 居留地への橋を越えて
3.浅草芝居にも紛れ込み
4.〈東京〉の芝居について
5.変わる歌舞伎界
1) 〈お役者〉から〈俳優〉へ 2) 熱心な青年観客 3)
〈自由劇場〉誕生の声
6.〈文芸協会〉と白樺派
1) 里見・園池コンビの「低級批評」 2) 東儀鉄笛との不思議な縁
7.学習院での大芝居
1) スパイドラマ・〈ブクワン事件〉 2)
志賀直哉作のエンターテインメント
8.変化の波の出会うところで
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